「関西の視聴率男」と言われたやしきたかじんの訃報は2014年関西人にとって最初のビッグニュースになった。
たかじんの訃報を聞いて関西を中心に数多くの著名人がコメントをしているのを見て、その存在感の大きさを改めて感じた方は多いと思う。
島田紳助に続き関西出身の超大物タレントがまたテレビから消えた。たかじんの晩年は紳助とテレビで共演することもなく、”犬猿の仲”などとウワサをたてられていたが、二人の関係性や共通点そして違いに焦点を当ててみる。
島田紳助とやしきたかじんはどんな関係性なのか
紳助とたかじんは「犬猿の仲」だと言われるが決してそんなことはない。紳助の著書『いつも心に紳助を』ではたかじんを兄のように慕っている記述がされている。
紳助は引退する間際は全国区タレントでしたがそれまでに数多くの関西の番組をやっており、『CLUB紳助』ではたかじんがゲストとして登場している番組もある。
逆にたかじんの番組の『晴れ時々たかじん』や『たかじんnoばぁー』に紳助が出演もしている。紳助はさんまのように出演者をプロデューサなどに完全に任せるのではなく、ある程度自分の裁量で出演者をコントロールしているところもあり人間関係を大事にする傾向があることからイヤな人とはまず共演しないだろう。
晩年、たかじんが番組で紳助の名前を出すことはあるが、特別批判するようなこともなかった。このことからたかじんは特に紳助に対しては特に何か特別な感情はない見える。
紳助は関西ではたかじんには勝てないと思っていたか
紳助が芸能界で下克上のように成り上がっていったその経緯には紳助の「ポジション取り」の上手さに秘訣があるだろう。
これは今に始まったことではなく彼が漫才師としてデビューする前から行っていることだ。
紳助はデビューする前の時期を振り返ってこんなことを語っている。
でも同期に恵まれたね。さんま、あいつは24時間明るい。天性の明るさ。長嶋茂雄みたいに何でもないサードゴロをファインプレーに魅せることができんねん。あれは努力でなんとかなるものではない。それは生まれ持ったあいつの華やねんな。
巨人。あいつは年齢は上やけど同期やってね。巨人は吉本にドラフト1位で入ってきたようなもんやから。巨人がおらんかった僕はもっと正統派な漫才やってたね。
スターはおる。正統派は無理。じゃあオレどうしたらええねん。
と語っている。デビューする前から自分のポジションを考えてどうやったら自分が他との違いを出して売れるかという戦略を練っていたことには驚く。
このことから関西では根強いファンがいて毒舌トークが軽快なたかじんには自分が入り込むと負けると考えていたのではないだろうか。もちろん、紳助はもともと全国区で仕事をしていたのでそもそも地域が違うのでたかじんは直接的なライバル業者ではないが。
たかじんが自分の番組で紳助を叩くことはなかった
たかじんの番組で人気のコンテンツといえば
- 芸能人のギャラ
- テレビ番組の視聴率
だったが、度々冠番組を持っている大物タレントに触れる機会は多かった。あの得意の支持棒でだ。
しかし、紳助の番組やギャラなどに触れたときにたかじんが紳助をたたいたり批判するようなことはほとんど見たことがない。晩年、お互い直接的に関わることはなかったかもしれないが、そこには何となくのお互いの共通点や共感などが共有されているのではないかと感じる。
その共通点を探してみる。
島田紳助とたかじんの共通点
晩年のたかじんは紳助と共演するということはまずなかった。けど、たかじんと紳助には共通点はある。
橋下徹大阪市長の存在
橋下徹市長は弁護士としてタレント活動している時代、大阪ではたかじんの番組、全国区では紳助の『行列のできる法律相談所』で名前を売ったカタチとなった。
橋下市長が政界に進出しようとした時に、紳助もたかじんも後押しをしたということで二人は直接的には関わっていないが橋下市長を通してお互いのことは語られているのだと思う。
もちろん橋下市長も二人に対してはいつも敬意を示しているので何か悪いことを吹きかけるということはまず考えられない。そういう意味で紳助とたかじんは存在感のある橋下市長を自分の番組に起用し続けていたという共通点がある。
心が繊細
一般的に紳助とたかじんはやはり威圧感がある。「虚勢を張る」と言えば言葉が悪いがそういう言葉が似合う気がする。これは見た目はすごく図太そうな心を持っているようで本当は非常に繊細な心を持っているからそう見えると思う。
紳助はそれを自分自身でそれを語っている。自分はガラスのハートで怖がりだと。それに同期のオール巨人も「紳んちゃんは本当に怖がりで」と言っている程だ。
たかじんも2014年の訃報を聞いた桂文枝やトミーズ雅など昔からの旧友のコメントを見ると本当はすごく繊細な心の持ち主なんだなということがわかる。
おそらく、同じ感覚の人は同じ感覚の人のことがわかるんだと思う。それはお互いに感じとっているのではないだろうか。
島田紳助とたやしきたかじんの違うところ
紳助もたかじんも非常に人を大切にする人だ。特に身内や仲間を大事にして芸能活動以外でも面倒見の良いところは共通していると思う。
しかし、そんな人を大事にする二人に違いを感じるところもある。
たかじんは自分が犠牲になって大損したとしても人を助けたり与えたりする人だが、紳助が大きく犠牲になったり損するようなことは絶対にしなさそうだということだ。
これは人格を否定しているのではなくそれぞれの性格だと思う。良いとか悪いとかの問題ではない。
ただ、一般的には自分を犠牲にしても人のために動く人の方が賞賛されやすく、そうではない場合批判されやすいのは事実だ。そういう意味で、二人とも仲間をとても大事にする共通点はあるが利害関係も重視する紳助は悪者扱いされやすいのだろう。
【実録レポート物語】僕は紳助のDVDの90で人生が変わった
このブログ運営者の僕はひきこもり体質で人見知りの真面目系クズ人間でした。
それが今では起業したり街で美女に声をかけられるようになったり自分が思うものは手に入るようになりました。
すべては紳助のDVDの90分を見たのがすべてのきっかけ。
- [物語1] 神DVDとの出会い|僕は紳助のDVDの90分で人生が変わった
- [物語2] えーーーーーーーーーーっ!
- [物語3] 確信から人生が変わる前夜
- [物語4] 2万円が銀行口座に入金されて吐きそう
- [物語5] 街で声をかけた美女とワンナイト